お米の検査、1等米

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お米の販売PRで1等米という文字をご覧になったことがありませんか。

農産物検査は一定の方法に基づいて実施されます。
お米の場合も一定の基準により1等米、2等米、3等米、規格外
とランク付けされます。

1等米が一番上等で2等、3等と落ちて行きます。

しかし、最近米業界で問題になっているのが、検査の甘さ、
産地によって等級にばらつきがあるなど検査の不正確さです。

産地や検査員によっては完全に2等米の規格のものが1等米の検査印
で市場に流通していることがあります。

なぜこのような事が起こるのか理由はいろいろあります。
例えば検査員の怠慢や資質の問題もそうです。

その産地の出来が悪いときなどは検査が甘くなるように感じます。
等級格差によって価格が違うのも理由のひとつでしょう。
検査を受ける農家は、同じ手間をかけたお米ですから少しでも高く
売りたいと思います。

産地の場合、検査員と農家が顔見知りなことも多くそれなりの
しがらみもあるようです。

その他にもありますが、私の見る限り市場に流通されている1等米
の中で本当に規格にあう正真正銘の1等米は意外に少なく感じます。

ただ、これはどちらかというと外観的のものが主なので食味に関して
言えば美味しいお米もたくさんあります。

しかし、食味は問題なくてもあまりの外観の悪さに1等米を購入した
にもかかわらず1等米と紹介できなくてランクを下げて販売したこともあります。

ところで、1等米と2等米の価格差がどれほどがご存知ですか?

産地によって多少差はありますが玄米60kgで600円から1000円ほどです。
これは、白米10kgで110円から185円ほどの差です。
この差が大きいか小さいかは、意見の分かれるところです。

産地品種が同じ1等級の中でも、最高級のお米と2等に近いお米とでは
同じ1等級ということで購入価格は同じです。

産地品種が同じ2等級に近い1等級のお米と、1等級に近い2等級の
お米では価格に差があります。

見た目が良いお米か
見た目は少し悪いがその分価格が少し安いお米か
食味が同じならどちらを選びますか?

この価格差を損と感じないためには、今以上に検査を厳格なものにして頂きたいと思います。

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お米の検査、1等米」への1件のフィードバック

  1. お米の生産農家にも採算分岐点があります、今年の収量は最大努力して最高田で反当16
    袋が収量です。農機具の償却、肥料、人件費の合計が9万円仮に2等米で販売すると8万円の収入これが実態です。バイトで働いて月収16万円x6ケ月この差は何でしょうか?
    これが現在の政治です。

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