土佐天空の郷がNHKあさイチで

私の店で販売している 土佐天空の郷特別栽培米が
4月26日(木)のNHKあさイチで紹介されるようです。

ちょっといやらしい話ですが
このNHKあさイチで紹介される商品は
けっこう、売れるようです。

最近では、
もち麦が紹介されたときに
いつもよりたくさん受注があったと
取引のある卸会社さんが言ってました。

ちなみに、私の店でも
もち麦を販売していますが
この時はあまりというか
全然売れませんでしたけどね。(苦笑)

今回のお米は
NHKあさイチのJAPA NAVIのコーナーで
高知県の嶺北(れいほく)地域(大豊町、本山町、土佐町、大川村の4町村)特集
のなかの、お米の試食で『 土佐天空の郷特別栽培米 』が紹介されます。

お時間ある方はどうぞご覧ください。

テレビの放送で思い出すのは、
平成22産米の土佐天空の郷特別栽培米です。

当時人気の番組TBS「はなまるマーケット」、や
日本テレビ「満天☆青空レストラン」など
多数のテレビ番組で美味しいお米として紹介されました。 

その結果、爆発的な出荷状況となり
産地にも在庫がないという状態に陥りました。

たしか当時の産地の方のお話だと
1年分を2カ月足らずで完売した
と聞いた記憶があります。

その時、テレビの影響力って
すごいなと感じたものです。

さて、今回はどうなりますか?

食堂のごはんが・・・

先日、あるお客様から
とある質問がありました。

そのお客様は70歳代で
お一人暮らしの男性です。

外食することが多いのですが
高級店ではなく
地域の小さな飲食店で
手頃な価格の食事をしているそうです。

毎日決まったお店ではないようですが
行き付けのお店が数店舗あるそうです。

その行き付けのお店の
白ごはんが
最近どの店もまずい
と言うのです。

関西弁で
「なんでや?」との質問でした。
標準語では(どうして?)かな。

まずはじめに言っておきますが
そのお客様が言っているお店と
私の店とは取引がありません。

ですから
どんなお米を買われているか
はっきりしたことはわかりません。

が、
食事代から考えて
安いお米を使用されていると
思います。

安いからまずいのか。
ま、簡単に言えばそうなんですが。

ただ、以前はそんなに
まずくはなかったのですよ。

では、なぜか?

じつは、業務店向けの
手頃な価格帯のお米が
非常に高くなっているのです。

もともと価格の高いお米も
値上がりしていますが
安い価格のお米に比べると
まだ値上がり幅が小さいです。

それでは、
業務用米の価格が高騰しているのはなぜか?

これは、今年に限らず
以前からこういう傾向にありました。

というのも、
数年前から政府は飼料米(家畜のえさ)に
結構な金額の補助金をつけています。

農家の中には、主食用のお米を作るより
補助金で安定的に決まったお金が入る
飼料米作りに替える人が増えました。

一方で
ここ数年、各産地は高価格で販売できる
新しいブランド米を開発しています。

高いお米が売れれば収入が増えますからね。

これらのことから
価格が安い業務用米を作る農家が減ってきています。

飼料米の補助金がいつまで続くかわかりませんが
この補助金があるうちは、
すぐに業務用米の価格が下がるかわかりません。

今年も田植えがはじまってきていますが
田植えがはじまるまえに
業務用米を作るよう農家に依頼している
業者もかなりいるようです。

量販店やコンビニなどの弁当、おにぎりなど
ご飯類の商品もすでに値上げしているものもあり
早くからお米を確保しておきたいのでしょうね。

そこで、はじめの質問の
なぜまずくなっているのか?ですが

業務用米の価格が上がっています。
米屋など業者が自社努力でなんとかできる
値上がり幅ではありません。

値上げせざるを得ないが

業務店も仕入れの価格が上がれば
お客様にいただく料金を
上げなければならなくなるので
なかなか値上げに応じない。

業務店が値上げを承諾しなければ
品質をさげるしかないですよね。

しかし、もともと最安値クラスの
お米を使用していた場合
それよりさらに安いお米となると
くず米や古い外国産米の使用を
増やすしかないでしょうね。
そりゃあ、まずくなりますよね。

しかも、
そのくず米や古い外国産米も
需要が多いのか
価格は以前よりかなり高い水準です。

米の消費量は減っているのですが
外食やスーパーなどの弁当やおにぎりなど
できあいの食品での米の使用率が増えています。

これらを含めた
業務用米不足の解消が
早く改善されないと
最終的には消費者にしわ寄せがきますね。

というか、
もうすでにこのお客様は
いつもの食事代なのに
まずいご飯を食べることになりました。