平成23年産土佐天空の郷

本日、土佐天空の郷生産地の本山町農業公社さんから23年産「土佐天空の郷」における価格上昇及びランク設定のお知らせの文書が届きました。
価格上昇理由として収量を追求する農業から食味や品質向上を追求する農業へと転換し活動を続けているとのことです。
その代表的な特徴として下記の8項目がありました。
1、毎年、土壌分析をして最適な土作りを目指している。
2、生産者の全員がエコファーマーを取得している。
3、にがり散布で食味向上している。
4、通常であれば1.8mmの米選のところ1.9mmとして、  大粒を厳選している。
5、玄米での色彩選別を行なっている。
6、石抜き作業を行なっている。
7、食味分析を行なっている。
8、付加価値追求の協議を行なっている。
また、8項目以外にも都市との交流やイベントなど様々な活動を行なっている。
食味を追求する「土佐天空の郷」は、収量が少なく、にがりなどの資材に
よる生産コストもかかることから、これまでの価格では地元JAの特別栽培米
より農家の所得が少なくなり農業経営が厳しくなるのが現状だそうです。
これまで継承されてきた棚田を守り、次世代へこの環境を繋ぐためにも今回
価格上昇を決定されたそうです。
米屋としては価格が据え置きが望ましいですが、全国的に今年のお米は
普通の栽培方法でも昨年に比べてかなり高くなっています。
これだけ手間隙をかけて栽培されているといたしかたないかなと思います。
そして、もうひとつが「ランクの設定」ですが
これまで食味計のスコアで基準を設定し、合格したお米だけが「土佐天空の郷」
として出荷されていました。
しかし、本山町の棚田は250mから850mまでと幅広く、気温や土壌なども
異なる場合があり、今回新しい条件を設定し、高品質なものを更に厳選し、
品質を安定化させるそうです。
上級ランク名には、「土佐天空の郷 白雲の彼方」と命名するとのことです。
ようするに平成23年産は
昨年までの「土佐天空の郷」に加え、更に高品質な「土佐天空の郷 白雲の彼方」が登場することになります。
「土佐天空の郷 白雲の彼方」の価格は値上分更にプラスアルファとなります。
ただ、どれくらいの数量が「土佐天空の郷 白雲の彼方」のランクになるかは、収穫が終わるまでわかりません。
「土佐天空の郷」自体がもともと収量の少ないお米ですからそんなに多くはないのではと考えています。
小売価格は「土佐天空の郷」で5?3500円、「土佐天空の郷 白雲の彼方」は5?3800円の予定です。
新米の入荷予定は11月初旬のようです。
しかし、収量が少ないので当店に入荷する数量も年間販売できる数量ではありません。

島根県の新米入荷

久々の書き込みです。
今年は新米の出回りが例年より遅いです。
しかし、徐々に新米の入荷も増えてきました。
当店でも、京都府産、滋賀県産など新米になってきています。
そして、今週島根県の新米2種類も入荷しました。
年間契約のお米ですが数量が少ないので年間通して売れるかな?
まずは、世界遺産に登録されている石見銀山遺跡を有する島根県太田市の
中でも寒暖の差が大きく、ワサビが自生するほどのきれいな伏流水が豊富
な「大江高山地区」で県認定のエコファーマーが農薬・化学肥料を普通栽
培基準の2分の1以下に抑えて栽培された
世界遺産米 石見銀山特別栽培コシヒカリ



そして、もうひとつのお米はこちらもコシヒカリなんですが
知る人ぞ知る、西の魚沼とも呼び声の高い仁多郡産コシヒカリです。
仁多米コシヒカリの産地島根県奥出雲は面積の約9割を山林で占め、
水田はその山間に棚田状に存在し、山から下りてくる水を穏やかに
流し、稲を育てています。
また、籾のまま低温貯蔵し、出荷直前に籾摺りしたお米です。