お米の勉強

米屋に限らずどの職業もその仕事の知識を深めることは大切だと思っています。
米の場合も毎年でてくる新しい品種の特長や食味、各産地の取り組み、
いろいろな栽培方法、米の相場、法律、精米技術、新しい機械の性能、
等等まだまだ覚えないとダメなことがたくさんありすぎてここには書ききれません。
でもこれらのことをすべて知識として身に付けたからと言って、米が売れるわけではありません。
逆にさほど米に関して知識がなくても宣伝さえ上手ければたくさん売れたりすることもあるようです。
産地、品種と価格がわかれば誰でも売れるのです。
お米についての知識などなくても売り方さえ上手ければそれでいいのです。
しかし、私は売るからにはやはりお米のことについて知っておきたい。
だから、日々勉強です。
そして、ごはんを食べて脳のエネルギー源であるブドウ糖を与えています。(笑)
でももう少し販売方法の勉強もしないといけないかな。
お米の研究や勉強だけでは生活できませんからね(笑)

節電どうする

蒸し暑くなってきました。
これから夏に向け節電を余儀なくされるので
私の店でも精米機の稼働させる時間帯や冷房の設定温度など
考えなければいけません。
お米の品質を落とさないようにするには保管する温度と湿度が大切です。
節電しなければいけませんがお米の品質を落とすのも辛い。
扇風機や氷なども利用して温度調節するつもりです。
また、他の場所の冷房の使用を控えその分お米の置き場は例年に近い温度で
冷やしたいです。
私の店は、西日が直接当たるので、よしずかすだれで直射日光を遮るように
しようかと思うのですが店の中がまったく見えなくなるので
はじめてのお客様は、入りにくいでしょうね。
しかし、やれることからひとつづつやるしかない夏になりそうです。

雨が降っています

まったくよく降る雨です。
しかも局地的に強く降るのでかないません。
夕方、鮨米へすしの出前と米の配達に行ったのですが、間が悪く土砂降り
のときにお客様の所へすしの出前となりました。
おすしは雨よけの風呂敷を被せていたので濡れませんでしたが、ずぶ濡れに
なった私から落ちる雫で玄関を濡らしてしまいました。
本当に申し訳ないことをしました。
お米の場合も商品を濡らさないように気をつけますが、直接口に入れる
おすしはことさらです。
ラップがしてあるのでめったなことでは雨が入ることはないのですが
極力注意しています。
一通り出前も落ち着いた頃に小降りになりました。
そして米屋に戻ったのですが、その時間こちらの方はそんなに強い雨が
降っていなかったそうです。
日頃の行いが悪いのか、たまたまなのかわかりませんが散々な目にあいました。
今も外は雨です。

玄米を精米してもらう注文での注意点

私のお店でも玄米を選んでいただき白米にしたり7分、5分、3分搗きなど
お好みの精米にします。
その時お客様にお伝えするのは精米すると減るということです。
減る分は糠になります。
その糠が欲しいという方には別の袋にいれてお渡しします。
そしてもうひとつ、通常袋詰された白米は精米した後に砕けた米粒や変形したり
色のついている米粒などを機械で取り除いたお米を袋詰めして販売しています。
お米の品質によっても変わりますが
玄米を精米だけして袋詰めする場合は、上記の作業がないので搗き立て
ということ以外は通常袋詰めされているものより品質の悪い米粒が混入します。
かといって、精米したあと通常の作業をするとかなり減る場合があります。
玄米価格が基本だと減りが多くなれば価格が高くなります。
お米によっては通常の袋詰めされた精米より高いものになってしまうこともあります。
しかし、店頭精米を希望されるお客様は、搗き立てが良いのであって
それでもかまわないとおっしゃる方が多いですね。
なかには精米後処理をしたものをご注文されるかたもいらっしゃいます。
この場合は、白米、7分、5分、3分搗きでも精米後通常の作業を行うためロスはでますが
品質は良くなります。
ネット販売されているお店でも玄米販売で白米、7分、5分、3分搗きなどお好みにしますと
ありますが上記のように精米したあとそのままか、なんらかの処理をするのか
ちょっとお聞きになってからご注文されるのも良いかも知れませんよ。
また、到着したお米の重量を量り、注文した玄米の重量からいくら減っているのか
確認するのもひとつの方法です。
納得の出来る減り具合ならOKです。
ただ搗き立てとはいえ、店頭にこられて購入されるより最短でも1日古いものになります。
搗き立てを望むのであれば近くのお米屋さんの店頭精米をご利用するのも良いのでは。
私のお店のお客様で搗き立てが良いということで玄米を購入して
家庭用精米機でご自分の好みに精米しているかたもいらっしゃいますよ。

もち麦ごはん5割の試食

本日はお米の試食が少なかったので6月5日のブログで紹介した
もち麦ごはんを5割で試食しました。
さすがに見た目は3割のときより茶色かったですが食べた感じは
ぱさつくこともなく普通にたべられました。
いつも玄米を食べている私の妻もしばらくこれにしようかと言っています。
カロリーはもち麦ごはんが低いので
後は便通がどちらのほうが良いかです。
玄米と麦、相性もあると思いますのでしばらくは様子をみるようです。
追伸
このもち麦ごはんはアメリカ産の大麦です。
メーカーのHPより
遺伝子組み換え作物は使用していません。
残留農薬検査(自社分析)を実施し、合格した原料を使用しています。

土佐天空の郷

「たくさんはいらないの、だから少々値段が高くてもおいしいお米を持ってきてね」
実店舗でお客様に言われた言葉です。
このお客様に限らず、少量の購入が増えています。
まぁ、店頭では100gから販売しているので新規のお客様で
そのように言われる場合がありますが、このお客様はずっと前から
買っていただいています。
他の方も同じで前からのお客様が多いですね。
家族が減ったり、麺類やパン食が増えたり、お弁当の宅配だったりと
そんな影響もあり少量のお米で良いようです。
だからこそ、たまに食べるご飯はおいしいお米を炊いたものが良いそうです。
そんなお客様の声に応えるお米のひとつとしてご紹介しているのが
土佐天空の郷です。
今年は昨年よりも少し多く仕入たこともあり年間契約のお客様の分を除いても若干余裕があります。
ただ最近は贈答用に使っていただくこともあり減りが進んでいます。
また、ネット販売されている他店の在庫が切れてきたこともあり
ネットでのご注文も増えてきています。
今なら多少ありますのでこのお米のファンの方や一度食べたい
と考えていらっしゃる方はご注文してください。
数回に分けて発送ご希望の場合はご注文時備考欄にお書きください。
取り置きできる数量であれば保管しておきます。
早い者勝ちのようになりますが売切れの際はご容赦ください。

滋賀県産日本晴

滋賀県産の日本晴。
以前は、見かけが良いお米でしたが最近は高温障害などで白未熟米などが目立ち、
特に平成22年産はひどくて入荷を控えていました。
昔ほど作付けはされていませんが今でもこの品種が好きな方はたくさんいます。
業務店さんではこのお米を指定して購入するところもあり、根強い人気なんですよ。
コシヒカリのような粘りはなく、どちらかというとあっさり、しっかりめという感じのお米です。
ただ最近はいろいろな品種が増えてこの日本晴を販売していないお米屋さんもあるようです。
私のお店では、先日平成23年産の滋賀県産日本晴を入荷いたしました。
減農薬・減化学肥料の特別栽培米です。
等級は1等です。
しかし、若干白未熟米が混入していました。
これによって、このお米本来の食感が少し変わるような気がしたので
機械である程度この白未熟米を取り除くことに。
取る前の米と取り除いた米とを食べ比べましたが、
やはり取り除いたほうが本来の食感に近づきよかったです。
それでなくても特別栽培で通常の栽培米よりも仕入れ値が高く、そのうえ手間はかかるし、
減った分精米原価は高くなるなど大変です。
でも不思議なことに、このお米を入荷してから数人のお客様から
「滋賀県の日本晴あるの?」と
来店されたり、電話でお問い合わせがあったりとご注文いただきました。
滋賀県産日本晴を入荷したことはどなたにもお伝えしていませんでした。
以心伝心でもないでしょうが、手間をかけた甲斐があるというもんです。
やっぱりどんな時も仕事はきっちりしなければいけないと改めて感じました。

筋肉痛

昨日は朝からお店の掃除をしていました。
お米につく虫が湧き始めていますので、できるだけ丁寧に
特に休みの日でないと出来ない場所を中心に掃除しました。
毎朝、機械類の掃除はしているのですがどうしてもできない場所があるので
休みの日にするようにしています。
変な体勢でないと掃除できない場所も多くおかげで今日は筋肉痛です。
体中がつりそうです。(笑)
体は痛かったですが、午前中は良い天気で仕事もはかどりました。
いつもは車で行くところも今日はバイクでいきました。
止めやすいこともあり配達の途中で


平安神宮です。
夕方は鞍馬まで行きました。
さすがに車です。
ここでも写真撮影しようかと思ったのですが薄暗くなってきたのと
次の用事もあり急いでもどりました。
でも、もうちょっと余裕をもって仕事することも大事かな。

安いお米

先日知り合いのお米屋さんとの会話でへぇーという事がありました。
昨年秋から米の価格は上がり続けています。
そこで仕方なく業務店さんへ10?で600円ほど値上げの交渉をされたそうですが、
不景気の折「それなら他で買う」と言われたそうです。
業務店さんだけに家庭用より数量を多く消費します。
それだけにこの値上げ幅がきついのはよくわかります。
結局その業務店さんは他所で買うことになったそうです。
ところがです。
最近またその業務店さんから注文が来たそうです。
どうやらスーパーで○○県産●●ヒカリを安い価格で購入していたが
まずくて使えないということでした。
今までのお米と味の格差が大きかったようですね。
スーパーのお米が悪いといっているのではありません。
おいしいお米を販売しているスーパーもたくさんあります。
ひょっとしてこのスーパーのお米もこの特売品だけがまずかったのかも知れません。
業務店さん以外はそこそこおいしいと感じている人もいたかも。
ただ、やっぱりある程度価格と食味はバランスよくなっています。
特別安い価格のお米はおいしいときもあるけどまずいときも多くある。
価格が少しずつ高くなるにつれておいしいと感じることが増え、
普通ぐらいはあってもまずいとまでは感じることが少なくなってきます。
もちろん好みによって違う場合もありますが平均するとそうなってきます。
米パニックのときに緊急輸入したタイ米と国産の良食味米を食べ比べる番組を見ていると
タイ米のほうがおいしく感じたという人がおられました。
そのお一人以外はすべて国産米がおいしいと答えていました。
でも考えてみてください。
おいしいと感じたお米がたまたま国産米でなくタイ米だっただけです。
しかも当時、超安い価格でした。
おいしいと感じたならそれが一番良い選択です。
わざわざ高い米を買う必要はないです。
ただ、業務店さんのように不特定多数の人が召し上がる場合はある程度
食味にぶれがない安定したお米を使用するほうがいいので先の結果になったのでしょう。

入梅

近畿地方も入梅だそうです。
京都市も午後から雲行きが怪しくなり夕方からは雨が降り続いています。
これからしばらくは、うっとうしい日が続きます。
まぁ、降るときは降らないとダメですから仕方がないですね。
雨で思い出しました。
少し前の話になりますが、十数年振りにお米のご注文をいただいたお客さんがいらっしゃいました。
電話で注文を受け早速配達へ。
「毎度おおきに」といつものように挨拶すると
そのお客様が「いゃー、スーパーに米を買い物に行こうと思ったら雨が降ってきたのでやめたんや」
私「そうでしたか、じゃあまた雨の日はよろしくお願いします」
こんなことがありました。
その時私のお店のことを覚えていてくれたことがうれしく感じました。
スーパーだけでなくお米を扱っているお店がたくさんあるなかで私のお店に電話してくださったのですからね。
それに普通は十数年も間隔が空くとなかなか注文しにくいと思いますよ。
それなのに注文してくださって、また正直にスーパーで買っていることまで教えてくださって。(笑)
うれしいものです。
だから私の店で久しぶりにお米頼んでみようかなと考えている方、どうかご遠慮なくご注文してくださいね。(笑)
さて、その後そのお客様が私の店でお米を買い続けているか?
残念ながら、買ってもらっていません。(笑)