精米日

今日は午前8時過ぎに
運送やさんが
お米を運んできました。

いつもはお昼前後や
遅いときは夕方や夜なんてこともあります。

早く届いたので
予定以上のお米を
精米することができました。

22年産米は品質のばらつきが多く、
販売するお米にするのに
いつも以上に時間がかかるので助かりました。

毎回、
今日のように予定通り以上に
仕事がはかどるとうれしいですね。

新米情報

コシヒカリは、北陸地方も稲刈りが始まりました。
これから、どんどん米所の稲刈りが始まっていきます。

しかし、やっぱり今年のお米は
高温障害の地域が多いようです。

私の店でも先日ある産地の1等米を仕入れたのですが
とても1等米とは思えないお米でした。

精米するとこんなお米がいっぱいなんです。

とてもじゃないですがこれでは販売できません。
再度選別する機械で悪い米をはじきました。

結局こんなにたくさん悪い米粒がはじかれました。

全部で9㎏ぐらいです。
玄米150㎏を精米して120㎏まで減りました。

普通は玄米を精米しても1割減る程度です。

当店は普通のお米屋さんより
粗い篩いを使用しているので1割3分前後減ります。

でも、この玄米は販売商品とするのに2割も減らしました。

玄米価格は昨年より少し安かったのですが、この処理をした結果
精米では昨年より高い原価になってしまいました。

品質が悪くいつもより数段手が掛かり
なんのために1等米買ってるのかわかりません。

もう少し農産物検査を厳格にお願いしたいものです。
でも今年はこんなお米が多いのでいつも以上に丁寧な処理をして
品質の良いお米に仕上げなければと考えています。

サンプル米の精米

先日、某有名産地数ヶ所の
サンプル米を試食しました。

どの地域もおいしいお米で評判の産地です。

精米は各産地でされたものです。
そのサンプル米2種類と
当店で精米したお米を食べ比べました。

サンプル米のひとつは
当店のお米と同じ産地品種です。

炊き上がり炊飯器の蓋をあけた瞬間
サンプル米のひとつを見て
「くろい」と感じました。

当店の同じお米と見比べるま
でもなくあきらかに違います。

食味もあまりおいしくありませんでした。

もうひとつのサンプル米は
艶もよく食味もおいしいお米でした。

先のサンプル米は
とてもおいしいお米の産地ですが
精米が悪かったようです。

普通、売り込むサンプル米は、
よりおいしいものにしようと
思うものですがどうしたんでしょうかね。

私はすでに自分で精米して
食べているお米だから
おいしいのは確認済みですが、

もし初めて食べた場合は
あまりおいしくない
印象が残ってしまいます。

改めて精米の重要性と、
サンプル米も可能であれば
玄米で調達して
自分で精米してから
試食するほうが
確実に判断できると思いました。