この時期になるとよく聞くのが
「お米がぱさついておいしくない」です。
今日もお客様から連絡があり
御伺いすると
田舎やお知り合いから
半年近く前に精米されたお米が
重なって送ってきていたようです。
しかも、常温で夏場も保存してあったとのこと。
私としては、虫が湧いていないだけでも
良かったですねという思いですが
お客様にとっては
毎日おいしくないお米を食べるのが
苦痛であるとのこと。
水加減を多めにしたり
長めに水に浸けておいても
あまり変わらない。
どうすればいいの?
もち米を混ぜることをお勧めしましたが
どうも今はもうそのお米を
食べたくないようでした。
それで、
おいしくて軟らかいお米が欲しい
とのことで2kg持っていきました。
このお米に古いお米を混ぜても
今よりは、おいしくなりますよ
とお伝えしましたが
せっかくの、おいしいお米に混ぜるのは
もったいないということでした。
それでは、
焼きめしや、丼類を食べるときに
古いお米を使用するのはどうですか
とお伝えしました。
あと、お鮨をするときにも使えますよ
と伝えました。
さあ、どうされるか。
後はご本人にお任せです。
いちどおいしいお米に変えると
さらに前のお米を食べづらくなりますからね。
早い産地の早い品種では、
新米も収穫されはじめています。
当然、昨年収穫されたお米は
だんだん品質が劣化してきています。
ただ、地域によっては
新米よりも美味しい古米もありますから
この時期はお米の選択も難しいですね。
新米も収穫されはじめたとはいえ、
全国の新米が出そろうまでは
まだ2、3か月ありますから。
おいしい新米期待したいですね。
あ、そうそうパサついたお米に
もち種の雑穀なんかも混ぜれば
もちっと食べやすくなります。
それにヘルシーですからね。
私は、最近試食以外では
国産の十六穀ブレンドを混ぜています。
意外とおいしいですよ。
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