お米の産地品種

有名な品種のお米。
コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれなど
他にもたくさんあります。
以前も書きましたが
産地品種というのは
どの場所でどのような名前のお米が作られたかを
証明するものです。
決して食味を保証するものではありません。
ですがどうしても有名な産地品種は美味しいと思われがちです。
そういうお米を買って食べたところあまり美味しくなかった。
さぁ、あなたはどう思いますか?
そう、たぶん「これ偽物じゃないか」と思うでしょうね。
そう思われないように私の店では、
どの産地でもその年の良食味な場所を指定して仕入れています。
そして、単品以上に美味しいブレンド米も開発しています。
天候により品質に違いがでるお米だけに
毎年注意して産地指定するようにしています。
もちろん試食は不可欠です。
年間2千回以上しています。
それでも、お客様からご注意を受けることもあり
お米を選ぶことはほんとうに難しいことだと感じています。
でも逆に、お客様が「美味しい」と褒めていただいたときは
とてもうれしく「もっと美味しいお米を探すぞ、作るぞ」と
気合が入ります。
これから、お米の食味が悪くなってくる季節ですが
できるだけ品質を落とさないよう努力したいです。

ぬかのお客様

先週のことです。
ネットで私の店を知ったお客様が
お昼頃ぬかを買いにご来店されました。
普通のぬかではなく
無農薬のぬかがご入用だったようです。
あいにく無農薬のぬかはありませんでした。
無農薬のお米はあるのですが
頻繁に売れる米でもないので
ご注文を聞いてから精米することが
多いのでその時にしか無農薬のぬかが取れません。
少しずつ無農薬のぬかをためればと思われるでしょうが
古いぬかは油もまわり品質が悪くなるので無理です。
普通のぬかも私の店ではご注文を聞くまでは袋詰めしません。
常に新しいぬかを販売するようにしています。
ということで
わざわざお車でご来店いただいたのに
ご希望にお答え出来ず、誠に申し訳ないことをいたしました。
偶然ですが、この日メールで白ぬかを
ご希望されるお客様がいらっしゃいました。
その日の夕方に来店したいが白ぬかありますかとのことでした。
200gはご用意できたのでそのようにメールでご返信していました。
そんなやりとりがあった後だけに
この無農薬のぬかのお客様がネットでとおしゃったときには
メールのお客様?と一瞬思ったほどタイミングがぴったりでした。
でも、白ぬかと無農薬のぬかの違いが明確なので
すぐに別のお客様だとわかりました。
白ぬかと言うのは、精米時一番最後になるぬかです。
私の店では循環式の精米機を使用しています。
ゆっくりと外側からめくる?削る?剥く?(どういう表現がいいかな)
とにかく現在米穀業界で主流になつているいっぱつで精米する精米機ではなく
少しずつ白くしていく精米機です。
ですから、はじめは粗いぬか、そして漬物に使用するぬか、白ぬかと
精米の過程で用途にあうぬかを取り出しています。
とくに白ぬかは一度の精米でもそんなに量がとれないので
前もってお聞きしていないと余分にはありません。
それに、長期保存だと油がまわります。
ちなみに、ぬかも長期間保存するときは冷蔵庫で保管するのが良いですよ。
お米といっしょで虫も湧きにくいし品質も落ちにくいです。
白ぬかのお客様はお約束どおり夕方にご来店されたそうです。
あいにく私は外回りで店にはいませんでしたがありがとうございました。
米屋だけに、たけのこのぬか、漬物用のぬか、肥料用のぬか
猪のえさになんてお客様もご来店されます。
ぬかもいろんなことに使用されます。
お近くの方でご入用の方は
お気軽にお買い求め下さい。
ぬかだけのお客様もたくさんいらっしゃいますよ。
ぬかは漢字で糠と書きます。
そう、「米」に健康の「康」です。

ドコモのスマホが安くなった

くやしー!
3月にドコモのスマホに変えたというのに
夏モデルのスマホが大幅値引きで発売とは。(涙)
もう少し待てばよかった。
まぁ、そんなこといっていたらいつまでたっても
スマホに変えることはできませんでした。
だいたい電化製品関係は性能が日々進化し
価格も安くなっていきます。
もう少し良くなってから買おうと思っていたら
いつまでたっても買えませんね。
ということで
なんとか気持ちをごまかしています。
でも、それなりに有効に使っているので
良いかなと思っています。
それに、次に変えるときは最新になりますからね。
ちょっとした考え方で物事良くも悪くもなります。
だったら良いように考えるようにします。

ネット販売のページ作り

携帯用の販売ページの手直しをしています。
ネットショップ運営会社担当者のアドバイスを受けての変更ですが
時間がかかります。
これだけをするのであれば時間的にも問題はないのですが
実店舗の仕事もあるのでなかなかはかどりません。
今日しなければいけないことはなんとかできましたが
まだまだこれから大変そうです。
手をかければそれなりに販売数量が伸びるので
がんばってやっていかねばなりません。
ネットショップ担当者を募集すればいいのですが
米の場合売り上げに対して利益率が低く
そのうえ、ショッピングモールへの手数料などを差し引くと
人件費を捻出するのが大変です。
ですから、しばらくはこのまま地道に売り上げを
伸ばしていくほかありません。
しかし、頭を使う仕事のほうが体を動かす仕事に比べて
しんどいですね。
そんなことを思うのは私だけでしょうか?(笑)

本日、営業は暇でした

本日はお米の注文が少なく暇な一日となりました。
最近で一番ぐらい注文がありませんでした。
ちょっとあせります。(冷汗)
でも営業活動が暇なときなりに仕事はあります。
まずは、昨日入荷したお米の石抜き作業です。
数種類のお米を一本ずつ石抜きの機械に通します。
なぜ一本ずつかというと店頭精米用で種類は多いのですが
本数が少なく品種ごとに機械に通したあと
多品種と混ざらないように機械を掃除をして
次の品種の石抜きをします。
単一品種販売の場合は極力他品種が混ざらないように注意しています。
また、昨日入荷の米は産地でも石抜き等異物を除去する
機械に通したお米ですが
産地によっては、たまに小さな石が混じっていることもありますから
念の為、私の店でも機械に通しています。
一品種の本数が少ないとはいえ、数種類を丁寧に機械に通すと
朝から閉店までかかりました。
お昼と夕方から夜にかけて系列すし店鮨米の
出前の手伝いにも行きましたが、その間は妻にお願いしました。
おかげで予定していた全部のお米を機械に通すことができ満足です。
明日もお米が入荷しますが、こちらはよく注文があるお米なので
一度に機械に通す本数も多く今日ほど手間がかかることはありません。
ただ、全体的に商品が少なくなっているので
明日は、精米をいつもより多くしなければいけないでしょうね。
暇でもけっこういろいろ仕事があるものです。

会釈ぐらいしてもいいのでは

お米の配達中のことです。
路地から歩行者がでてきたので
その歩行者が横断するまで車を止めて待っていました。
でもその歩行者は会釈をするでもなく
こちらを見ることもなく当たり前のように通りすぎて行きました。
仕事柄、私はこういう場面に出くわすことが多いのですが
意外というか、小さい子供たちのほうが
「ありがとう」や「すみません」と言いながら通ることが多いです。
別にお礼を言ってもらうために止まっているわけではないのですが
自分の行為に対して相手がお礼を言ってくれるとうれしいものです。
反対にはじめに書いたような歩行者だと少しがっかりします。
でも、私も忙しいときなど慌てていて
車の運転でも、歩行者としても、知らず知らずのうちに
うっかり失礼な態度をとっているかも知れません。
人のふり見て我がふり直せ、
相手の失礼な態度で腹を立てるより
まず、自分自身の態度はどうかなと考えた出来事でした。

お米の品種当てられますか

お客様にときどきお米を食べるとその品種がわかりますか?
と質問されることがあります。
答えはわかるお米もあればわかならいお米もあります。
お恥ずかしい話、どちらかというとわからないほうが多いですね。
それが産地と品種になればほとんどわからないと思います。
というのも、
例えば同じ産地の同品種でも生産者や栽培方法その田んぼの場所により
食味や食感が違います。
さらに天候次第でその産地のお米の品質ががらりと変わることもあり
なかなか食べただけでどの産地のなんという品種まであてることは難しいです。
ただ、前もって産地品種が決められていて
食べた中からそれを当てるということであれば正解率は高くなると思います。
でも、絶対100%当てられる自信はありません。(悲)
あなたは毎日試食しているのに何をしているのですか?と言われそうですが
商品としてのお米の食味を確認することに重点をおいているため
品種をあてるような試食ををしていません。
つまりそのお米がおいしいか、食感はどうか、甘みは、等々
適正な価格で販売することに問題がないかということをチェツクするため
毎日精米ごと、商品を袋詰するごとに試食をしています。
もちろん各品種ごと単一で試食しているので
そのお米の特長は把握しています。
ただ、食味や食感が似ているお米も多く
何かわからない状態で食べてもいつも正確に当てる自信はありません。
ですから、産地品種に間違いがないお米を
信用のある生産者や卸売会社から仕入れるようにしています。
少し価格が高いこともありますが、偽物を売りつけられるよりましです。
そして何より、お客様に対して安心して販売できるのが一番です。
そこから、さらにおいしいお米を選びお客様に「おいしい」という
お言葉をいただくのが何よりの幸せです。

おいしいお米なのに

おいしいお米だけどあまり売れない。
これは、私の宣伝不足のせいでしょうね。
価格とのバランスもありますが
おいしいお米でも売れないものがあります。
うまい宣伝文句はないものか?
でも誇大広告になるのもな?
なんておいしいお米だと知ってもらう方法を考えています。
例えば、「店長おすすめ絶品のお米」
店長がすすめてるけど、この店長信用できるかな?
はじめて私の店で購入されるお客様はそう思うからダメかな。
「あまりのおいしさに●●店の料理長が唸るお米」はどうかな。
その店の知名度によって左右されるだろうな。
それなら「(有名人)●●がおいしいと毎日食べている」
全国的に知名度のある有名人の知り合いがいないからダメ。(笑)
「お米のコンテストで見事日本一のお米になりました」
その大会の注目度により売れ行きが違います。
そんなことをいろいろ考えていると
やっぱり口コミでこのお米がおいしいと
じゎっと広がるのが一番かなと思います。
そして、
私の店のお米は、おいしいことがじわっと広がる感じ
のお米が多いと思います。
良いものを販売していれば広がっていくものだと信じたい。
そんなに特別おいしいお米でもないのに
宣伝が上手で売れているお米には負けたくないな。
でも現実は、食味で勝っても販売量では負けてますね。(笑)

米に免疫活性化成分が多く含まれている

このたび香川大医学部などのグループの研究で米の白米とぬかとの間に
挟まれている「亜糊粉(あこふん)層」という部分に、人間に生来備わっている
免疫機能を活性化させる成分が多く含まれていることがわかりました。
香川大の稲川裕之准教授は「毎日食べるごはんで生活習慣病を予防でき、
米の高付加価値化にもつながる」と研究の意義を説明している。
この成分は「糖脂質」と呼ばれ、朝鮮人参やワカメにも多く含まれる。
研究グループが亜糊粉層を残した米を調べたところ、1グラム0.53マイクログラム
と白米の5.9倍の糖脂質が含まれていた。1日2合食べれば望ましい摂取量の3割を
米で賄えるという。
稲川氏によると、糖脂質は体内の免疫の働きを活発にし、
生活習慣病や感染症の予防、がんの増殖を抑制することが期待できるという。
以上5月8日京都新聞夕刊掲載より引用
主食であるコメが生活習慣病を予防できるということは
米を扱うものだけでなく召し上がる方々にも良い情報ですね。
もちろん米だけ食べても栄養が偏りますので
バランスを考えた食事を心掛けたいですね。
米にはいろいろ良い成分があるのはわかっていますが
こうして大学などの研究グループが実証してくれると
その良さを再確認できます。
しかし、最近では1日2合を食べる人は少ないでしょうけどね。

今日は1人で仕事です

今日は1人で仕事をすることになりました。
1年以上前から系列店のすし処鮨米へ
定期的に手伝いに行くようになってから
私たち夫婦に定休日はなくなりました。
米屋は日曜・祝日が休みですが
鮨屋は日曜・祝日が忙しいので休めません。
ということで、
最近は用事があるときは平日でもどちらかが休みをとるようにしています。
さすがにそうしないと心身ともにもちません。
でも、毎週休むということは出来ません。
しかし、
あまり休まず働いているわりにはお金はたまりませんね。(笑)
まぁ、妻にはいつもがんばってもらっているので
なるべく定期的に休んでもらおうと考えています。
働きすぎで倒れたら本末転倒
家族の健康があっての幸せですからね。